ガバナンスを考慮していない認証基盤がリスクの温床に……正しい“ID管理”への第一歩「IGA」を考える
第1回:増える認証基盤の見直しと付随する課題
コロナ禍によるリモートワーク普及、クラウド移行の波に合わせて、システムも最適なものに変えていく動きが見られる中、意外と検討事項から抜け落ちているのがIDの管理です。多くの企業が複雑化するIT環境においてセキュリティを担保しようと認証基盤の入れ替えを検討しがちですが、本当にそれで問題は解決するのでしょうか。連載「ID管理だけでは足りない? “IGA”でガバナンスを確立」では、ID管理にガバナンスという観点を加えた「IGA:Identity Governance and Administration」をキーワードに、これからの時代に必要なID管理を考えていきます。第1回目となる本稿では、実際にID管理ソリューションの開発に携わる筆者が目にしてきた実際の事例も踏まえながら、ID管理の実態を紐解いていきましょう。
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福田 秀紀(フクダ ヒデキ)
NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ&テクノロジーコンサルティング事業本部 セキュリティイノベーション事業部 DXセキュリティソリューション担当 担当部長。ネットワークエンジニアや営業を経て、20年余りにわたってシステム構築の現場でプロジェクトマネージャを務めている。現在は、自社製品である統合...
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