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Netskope、生成AIを搭載したCASBを発表 セキュリティリスク分類の速度と精度を向上へ

 Netskope(ネットスコープ)は米国時間2024年6月5日、SASEとゼロトラストトランスフォーメーションを可能にするという統合セキュリティとネットワーキングサービスを提供するプラットフォーム「Netskope One」のSaaSセキュリティに対する機能強化を発表した。

 今回の新たな機能強化は、生成AIとSaaSのコラボレーションの時代のために設計された追加機能により、Netskope OneプラットフォームのCASB(クラウドアクセスセキュリティブローカー)モジュールの進化を実現するという。

 同機能によりNetskope Oneは、SSPM(SaaSセキュリティポスチャ管理)、インライン、API CASBの機能性と一連のAI機能をネイティブに統合し、企業がSaaSアプリケーションを最大限に活用しながら、時と場所を問わず機密データをプロアクティブに保護することを可能にするとしている。

 旧式のCASBは、アプリケーションの識別と特定のリスクの分類において、人手作業による集約的なアプローチに頼る傾向があるという。また、こうした旧式ツールの多くは管理が複雑であり、現時点で存在する、あるいは新たに出現するデータセキュリティリスクを継続的に発見して対策を講じるために必要な、インテリジェンスやコンテキストを提供することができないとしている。

 同社は、Netskope Oneプラットフォームのコンテキスト主導のデータ漏洩防止(DLP)を活用して、下記のような水準を実現しつつ容易に管理できるソリューションを提供すると述べている。

  • 初の生成AI搭載CASBは、精密な生成AIアルゴリズムを採用し、新たなSaaSアプリや未知のSaaSアプリに対する自動でのリスクスコア付け、セキュリティチームが特定した新しいSaaSアプリのオンデマンドによるリスク分類、自然言語クエリで利用できるLLMによるSaaSアプリのリスクインサイトを提供する
  • 高度なコンテキスト主導のクラウドDLPにより、1,800以上の異なるファイルタイプをカバーし、3,000以上のデータ識別子、MLとディープラーニング、AI、自然言語処理(NLP)、畳み込みニューラルネットワーク、データ分類のためのトレーニング可能なMLなどを活用可能
  • プラットフォームは、CASBインライン、API、SSPMにわたり共有されたリスクインテリジェンス、ユーザーおよび権限に対する詳細な可視性を提供する統合ダッシュボード、ネイティブで統一されたポリシーフレームワーク、リスク相関を利用したML駆動型のセキュリティアラートの優先順位付けなどによって実現しており、SaaSセキュリティ管理の労力と負担を減らすことを目的としている

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