インフォマティカは米国時間6月10日、Databricksとのパートナーシップを拡大し、新たな製品機能とサービスを提供することを発表した。
今回のパートナーシップ拡大により、インフォマティカのAI搭載Intelligent Data Management Cloud(IDMC)プラットフォームの全機能がDatabricksのData Intelligence Platformに統合されるという。具体的には以下4つの新機能が含まれるとしている。
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Databricks DBRX向けの生成AIソリューション用ブループリント:顧客がDatabricks DBRXを使用して検索拡張生成(RAG:Retrieval Augmented Generation)ベースの生成AIアプリケーションを開発するためのロードマップを提供。このブループリントにより、顧客はインフォマティカのIDMCのノーコード/ローコードインターフェースとメタデータ駆動型インテリジェンス、およびDatabricks Vector Databaseを利用してデータを埋め込み、データインサイトに大規模にアクセスできるRAGベースの生成AIソリューションを構築できるという。ブループリントの主な利点は以下のとおり。
- 生成AIアプリケーションの推論と要約のグラウンディングを企業データに基づいて行うことで、精度の高い回答を提供
- 包括的な企業データとメタデータでプロンプトを強化し、業界と組織に固有のセマンティクスに基づいてプロンプトと回答をコンテキスト化
- 生成AIアプリケーションが信頼できるデータに基づいていることを保証するために、データ品質基準を統合。データセットの選択に優先順位を付け、グラウンディングを実装
- ノーコードのオーケストレーションやRAGチェーンの定義、エージェントベースの生成AIアプリケーションにより、生成AIアプリケーションを迅速に開発、維持、拡張
- 包括的なデータガバナンスにより、企業コンプライアンスに準拠したアプリケーションを提供するためのデータアクセスと使用ポリシーを適用
- Native Databricks SQL ELT:Databricksのネイティブ機能を活用し、Databricks SQL上で、プッシュダウン機能を備えたデータベース内の変換を実行。これにより、Databricksコンピュート上で実行するETLパイプラインを開発できるようになるという
- Databricks Partner Connect上のCloud Data Integration-Freeサービス(CDI-Free):インフォマティカのCDI-FreeサービスがDatabricks Partner Connect経由で利用可能になる。これにより、インフォマティカのクラウドデータ取り込み機能および変換機能にアクセスできる
- Unity CatalogによるIDMCのサポート:インフォマティカのIDMCプラットフォームが、Databricksプラットフォーム内のデータ・AI統合ガバナンスレイヤーであるDatabricks Unity Catalogで有効化。Unity Catalogとの統合には重要なIDMCサービスが含まれるとしている