IBMは米国時間2024年5月9日、IBM Consultingの新オファリングとして、Copilot for Microsoft 365(以下、Copilot)を含むコパイロットの作成、カスタマイズ、展開、管理を企業が行えるよう支援する「IBM Copilot Runway」の提供を発表した。このオファリングにより、顧客はコパイロットの生成AIを組織に統合できるようになるという。
IBMはまず、顧客サービスやフィールド・サービス、従業員エクスペリエンス、調達、金融といったユースケースのほか、金融サービスや小売、消費財、政府、サプライチェーンといった業界の支援に注力するとしている。想定される活用事例は以下のとおり。
- 調達および財務契約コパイロット:契約から考察を抽出する専門家を支援
- 顧客サービスおよびフィールドサービス・コパイロット:エージェントと技術者にセルフサービス・オプションと時間削減につながる生成AI検索へのアクセスを提供
- 従業員エクスペリエンス・コパイロット:従業員のエンゲージメントを強化できるように設計
今後、IBM Consultingは今年後半にかけてルーマニア、英国、米国の顧客にもCopilotの機能を提供するとしている。
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