日本は2番目に法人向けサービスの成長が速い市場
──日本市場での展開について教えてください。現在、一般ユーザー向けにはソフトバンクと提携していますが、法人ではどのような展開を検討しているのでしょうか?
日本はPerplexityにとって2番目に法人向けサービスの成長が速い市場です。既に1,500社以上の有料企業ユーザーがおり、サポートチームも組成しています。
展開としては、ここでもソフトバンクとの提携を活用していきます。この段階でお話しできないのですが、ソフトバンクには3,000人体制の法人営業があり、ソフトウェアの再販では世界トップクラスです。ソフトバンク側もPerplexityとの最初のキャンペーンの成果に満足しています。
このように、ソフトバンクなどとの提携を通じて日本の企業向けのビジネスを拡大していきたいと考えています。
──企業はAIを活用したいと思う一方で、そのリスクへの懸念も残っています。AIのリスクについてはどのように対応していくのでしょうか?
Perplexityはユーザーの質問データをもとにモデルやシステムをトレーニングすることはありません。データの保持やプライバシーについて、企業は完全にコントロールと管理ができます。履歴を見ることができないようにすることも可能です。
このようなコントロールに加えて、Perplexityがユーザーのデータを収集することはありません。ユーザーが社内のファイル検索を利用するにあたって、どのファイルにアクセスできるかを企業が設定できます。
Perplexityは企業に完全なコントロールを与えているので、安心して使うことができます。知らないうちにデータを取り出すようなことはありません。
──最後に今後の展望をお聞かせください。
Perplexityの願いはシンプルですが大きなものです。我々は毎日、前の日よりも多くの質問に答えていきたいと考えています。目標は、世界の人々にもっと好奇心を持ってもらい、好奇心のある人が増えること。企業ユーザーが好奇心を持つことで問題や課題の解決が近づきますし、人生が豊かになるでしょう。
Perplexityが人々の質問に答えることで、好奇心をもっと持ってもらうことができると考えています。