Netskopeは、Digital Experience Management(DEM)の機能およびメリットの強化を含む、Netskope Oneプラットフォームにおける複数の新たなイノベーションを発表した。
ネットワークとセキュリティの主要機能を統合したNetskope Oneプラットフォームは、企業のネットワークインフラ運用チーム、およびセキュリティチームの効率化に役立つもの。組織全体がユーザーエクスペリエンスを最適化しながら重要なデータを保護してリスクおよびコストと複雑性を軽減できるという。
- ネットワーク監視とユーザーエクスペリエンス管理を変革:Proactive Digital Experience Management Enterprise(以下、Proactive DEM Enterprise)の導入により、Netskope Oneの Proactive DEM機能を継続的に強化。Proactive DEM Enterpriseは、セキュリティ、ネットワーク、およびITオペレーションチームに対して、ネットワークパフォーマンスとエクスペリエンスに関する包括的な視野と、専門家レベルのインサイトおよび分析を提供する。SASEプラットフォームを含むトラフィック経路全体のトラフィックとサービスを監視することで、ユーザーからアプリケーションに至るエンドツーエンドの可視性を実現するという
- トラフィックの可視性をセキュアサービスエッジ(SSE)で実現:本番環境で一般に利用可能なNetskope Cloud TAPは、パケットキャプチャツールとしてNetskopeのプライベートクラウド環境でパケットを捕捉。NDR(ネットワーク検知・対応)やNPM(ネットワークパフォーマンスモニタリング)のようなセキュリティツールに対し、分析のためのパケットキャプチャの供給を行う独自の機能によって、セキュリティチームの可視性を高めるという
- C2ビーコン自動検知のための機械学習:Netskope Advanced UEBA(User and Entity Behavior Analytics)は、Netskope Intelligent SSEのウェブやクラウドへのアクセスのトラフィックイベントログからC2ビーコンを自動検出する新しい機械学習(ML)モデルによって回避型脅威を緩和。それにより、Cobalt Strike、Mythic、Sunburstなどのインメモリフレームワークを含む可変性のあるC2ビーコンを検知し、セキュリティチームが従来多大な労力をかけて手作業で行っていたプロセスの自動化に貢献するという
- 脅威予防の効果を高めるリスクエクスチェンジ・エコシステムの進化:新たに強化されたNetskope Cloud Risk Exchange(CRE)は、統合されたビジネスルールのフレームワークを提供。Netskope SSE全体と、CrowdStrike、Microsoft、Okta、WizなどのNetskopeのパートナーとの新たな統合を通じて、リスクシグナルを継続的に特定・取り締まる。CREを使用することで、顧客は適切なユーザー、デバイス、アプリケーション、ワークロードに関する多種多様なリスクシグナルを、適切な宛先と結果に対してやり取りするよう自動化および標準化できるという
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