日本オラクルは、東京大学が「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning」（以下、Oracle Cloud ERP）を財務会計システムとして導入したと発表した。
東京大学では、DX推進による業務プロセス改革を進めており、その一環として財務会計業務の効率化、計画策定に係る意思決定の質やスピードの向上、業績管理の分析強化など、それらに寄与する新しい財務会計システムが必要だったという。そこで、Oracle Cloud ERPの標準機能を活用するFit to Standardの手法に沿って、業務の見直しを実施。AIなどの先進的な技術を実用的な範囲で活用することで、財務担当者がより生産的な業務に集中できる環境を整え、教員の教育・研究時間を確保するために、Oracle Cloud ERPを採用したとしている。
今回、Oracle Cloud ERPで対象とする業務は、予算・決算管理、出納管理、資産管理、支払先・入金元の取引先や部局など、マスターデータ管理、財務情報の分析・レポーティングだという。東京大学はOracle Cloud ERPを活用し、データ駆動型の経営を目指すとしている。
なお、財務会計システムの構築は、大学経営のデジタル改革に実績を持つアクセンチュアが担当するとのことだ。
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