ベイン・アンド・カンパニー(以下、ベイン)は、OpenAIとのパートナーシップ強化を発表した。
両社は2022年から緊密に連携しており、2023年初頭には、OpenAIのAI技術とプラットフォームをベインのクライアントに提供するためのパートナーシップを公表。またベインは、ChatGPT Enterpriseを含むOpenAIプラットフォームを、自社の世界中の従業員が利用できるように導入し、これらのツールを活用して従業員の効率と生産性を向上させる独自のアプリケーションを提供しているという。
今回のパートナーシップ拡大により、ベインとOpenAIは協力関係の範囲をさらに広げるとのこと。OpenAIの技術とベインのAI/テクノロジー導入実績や戦略的専門知識を組み合わせることで、強力なAIソリューションを最大限活用し、クライアントのニーズに応え、クライアントのAI導入に向けた支援を強化すると述べている。
ベインは、今回のパートナーシップ拡大に伴い、OpenAIセンター・オブ・エクセレンス(CoE)の設立に投資。OpenAI CoEは、OpenAIの技術に関する知見を有するベインの専任チームによって運営され、クライアントがOpenAIの技術を活用してビジネスの価値とインパクトを引き出せるよう、サービスや技術を提供するという。
同パートナーシップの下、両社はまず、小売業とヘルスケア・ライフサイエンス業界向けに最初のソリューションを共同設計・提供し、今後さらに他の業界へも展開していくとのことだ。ベインのOpenAI CoEには、OpenAIの技術を活用したマルチモーダル、リアルタイム、推論アプリケーションなどを提供するための技術リソースが配備され、クライアント向けのソリューションを提供するとしている。
今回のパートナーシップ拡大は、コカ・コーラやアムジェンなど複数のベインのクライアントで、既に顕著な成果が創出されていることにより決定されたとのことだ。
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