ワークデイと日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、ヤンマーホールディングスが日本IBMの導入支援により「Workday ヒューマン キャピタル マネジメント」(以下、Workday HCM)のパイロット運用を開始したと発表した。
ヤンマーホールディングスは、人と自然が共生する持続可能な社会の発展に重要なのは「人」であると捉え、この理念を実現するために、国内外115社の拠点で、従業員2万1553名を1人ひとり把握することを必要としていたという。
新たなグローバル人事システムを模索する中で、Workday HCMは、グローバルグループ全体の人材情報を一元管理することに適したアーキテクチャであること、またグローバルスタンダードとして世界的に市場で多く採用された導入実績があること、社員が気軽に活用できる操作性で優れたユーザー体験を実現できることを理由に採用を決めたとしている。
ヤンマーホールディングスは、Workday HCMを活用することで、グローバルグループを対象とした最新の人材情報を見える化し、キャリア開発・研修管理・評価・後継者管理など、一連の人事管理業務の効率化や高度化を図るという。また、社員向けに自律的キャリア形成支援、事業現場向け面談・評価オペレーションの効率化、人事向け人材ポートフォリオの可視化の提供などを通じて、グループ内のステークホルダーごとにパフォーマンス効果を最大限に引き出し、社員のやりがいにつなげていくとのことだ。
同社は、現在のパイロット運用後、2025年4月から国内および一部海外子会社を対象に本格運用を開始し、順次グローバルの各拠点に展開する予定だとしている。
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