Sansanは、竹中工務店が「Bill One」を全社導入したと発表した。
竹中工務店では、全国47都道府県にある1,000以上の拠点で、年間約40万件もの請求書を受領し、本社・本支店および建設現場事務所でそれぞれ請求書の内容を確認・承認している状況だったという。本社・本支店では、年間約10万件の請求書の大半を紙で受領。建設現場事務所では、年間約30万件の請求書を受領しており、そのうち約20万件は建設業界の電子商取引ネットワーク「CI-NET」を介した電子データ、残りの約10万件は紙で受領するために、紙と電子で異なる処理プロセスが存在していたとのことだ。
今回、Bill Oneを導入することで、本社・本支店と建設現場事務所の両方において請求書の処理プロセスをデジタルに一本化。作業工数の削減を見込んでいるという。
竹中工務店 デジタル室 ビジネスアプリケーション2グループ長 郷門輝雄氏は、「紙の請求書を電子受領に切り替え、受領から支払いに至る一連の業務プロセスをデジタル化できるかが業務効率化のポイントでした。建設現場事務所で以前から活用している『CI-NET』の仕組みを変えずに、新たに『Bill One』を採用することで、取引先の業界を問わず紙で受け取っていた請求書を電子に移行できました」とコメントを寄せている。
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