イー・ガーディアンは、生成AIを活用した翻訳システム「EG Trans Works」を開発。多言語サポート業務およびローカライズ・カルチャライズ業務への導入を、2024年12月20日より開始すると発表した。
EG Trans Worksは、テキスト入力もしくはExcelファイル形式でインポートした文章を、指定した言語に翻訳するシステム。固有名詞や専門用語、特徴的な言い回しなどを事前に登録できる「用語集機能」が搭載されており、ゲームなどの作品の世界観を損なうことなく、また問い合わせ対応などにおいても認識齟齬が生じにくい自動翻訳を実現するという。また、翻訳結果とあわせて各単語の類義語が修正候補として提示される仕様となっており、翻訳後に人の手で表記揺れを補正することも可能とのことだ。
同システムを導入することで、多言語サポート業務およびローカライズ・カルチャライズ業務における翻訳スピード向上を目指すとしている。また、幅広い言語に対応可能となり、グローバル化が進むサービスに対して、多種多様な言語でのサポート体制を提供するという。
主な機能は以下のとおり。
- テキスト翻訳/要約機能:テキスト入力した文章を翻訳。その内容を要約した文章を表示
- ファイル翻訳機能:特定のExcelテンプレートに入力された文章を読み取り、隣の列に翻訳結果を自動入力。翻訳結果が入力されたファイルは、画面上でダウンロード可能
- 用語集機能:指定した翻訳用語集に基づき、固有名詞や特定の言い回し、専門用語などを正確に翻訳。各用語の類義語を提示し、変更できるようにすることで、より自然な文章作成を可能にする
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