りそなホールディングス、りそな銀行、ブレインパッドは、AIを活用した銀行業務支援ツール「Data Ignition」を共同で開発し、地域金融機関に提供を開始した。
Data Ignitionは、必要なデータをAIに読み込ませるだけで、住宅ローンや積立投資信託といった金融商品に対する顧客のニーズをスコア化して予測するツール。りそなグループの実務で活用効果があったAIをソフトウェアに搭載しているため、地域金融機関はニーズの高い顧客へ優先的にアプローチすることなどが可能となり、簡単に業務の効率化を実現するという。
3者は、同ツールを第1弾として静岡銀行へ提供。静岡銀行は、デジタル技術やデータの利活用を通じて、グループ一体での高付加価値営業の実践、経営・営業管理の高度化、迅速化に取り組んでおり、同ツールの導入を決定したという。りそなグループでは、連結子会社のFinBASEを通じて金融デジタルプラットフォームを提供しており、今後も地域金融機関などへ様々な機能・サービスの展開を加速していくとしている。
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