PagerDutyは、「PagerDuty Operations Cloud」にAIエージェント機能を追加し、2025年春から提供を開始すると発表した。
同社が提供するAIエージェントは、PagerDuty Operations Cloudの生成AIであるPagerDuty Advanceを基盤にしているという。これら技術を活用することで、システム運用で発生する反復的な業務の自動化、運用コストの削減、インシデント対応の迅速化が可能となり、顧客体験が向上することによる収益拡大を実現するとのことだ。
PagerDuty AIエージェントに含まれる機能は次のとおり。
- Agentic Site Reliability Engineer:インシデントの特定・分類・関連する問題や過去の類似ケースの重要なコンテキストの分析、担当者に解決を促す推奨事項の提案を行い、ビジネスリスクを軽減。運用上の混乱を抑え、顧客体験を向上させるという
- Agentic Operations Analyst:企業のエコシステム全体にわたる各種ツールのデータを分析し、戦略的な業務上の意思決定に必要なパターンを特定することで、継続的な業務効率改善を推進するとしている
- Agentic Scheduler:オンコールのシフトを動的に調整することで、スケジュールや稼働状況の衝突を回避し、シームレスな対応体制を確保。これにより、より迅速なインシデントの解決を促し、運用コストの削減とよりよい顧客体験を実現するという
- AI Use Case Library:企業が生成AIやAIエージェントを活用し、イノベーションを促進できるよう、既に実環境で使われているAIプロンプトに関するキュレーションリポジトリを提供。このユースケースライブラリにより、顧客は生成AIプロンプトをカスタマイズして組み合わせ、幅広いミッションクリティカルなユースケースやビジネス上の課題に対処できるとしている
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