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エージェンティックAIの導入有無で企業間のパフォーマンスが急速に拡大[SAS調査結果発表]

 SAS Instituteは、Coleman Parkesと共同で行った最新調査『Marketers and AI:Navigating New Depths(マーケティング担当者とAI:新たな領域を探る)』を発表した。

 同調査は、世界各国の300社(中小企業から従業員1万人超以上の大企業まで)を対象に実施し、様々な業界のマーケティング担当者が回答したもの。エージェンティックAIはマーケティングを変革している一方、すべての企業がその波に乗り切れていないことを明らかにしたという。

 マーケティング部門の意思決定者の51%が、「今後1年間でエージェンティックAIへの投資を計画している」と回答している一方、「本番環境での検証を積極的に進めている」との回答はわずか21%という結果に。マーケティング担当者の5人に1人しか、エージェンティックAIを試験的にでも活用していない現状とのことだ。その結果、エージェンティックAI導入を加速してROIを得ている企業と、導入に足踏みする企業との間に格差が広がりつつあるとしている。

エージェンティックAI導入成熟度にて3つに分別されるマーケティング担当者

 マーケティング担当者は今、オブザーバー、プランナー、アダプターと成熟度の異なる3つのグループに分類されるという。

  • アダプター:すでにエージェンティックAIを活用している
  • プランナー:今後1年以内に導入を計画している
  • オブザーバー:今後2年以内に導入を計画している

 多くはまだ計画もしくは試験運用段階にある一方で、アダプターはすでにエージェンティックAI活用を進めており、企業間でのパフォーマンスの格差は急速に広がっているとのことだ。

  • アダプターの63%が全社規模でAI戦略を実施する一方、オブザーバーでは25%
  • アダプターの42%がリアルタイムの意志決定に向けて複数のキャンペーンでAIを積極的に活用している一方、オブザーバーはわずか1%
  • アダプターの4人に3人がAIを最大限活用する一方、オブザーバーではわずか7%

 違いは導入状況だけでなく、理解度にも表れているという。「エージェンティック AIについて十分理解している」との回答では、アダプターは61%に対して、オブザーバーではわずか3%という結果に。生成AIへの理解が自信を生み、自信がイノベーションを後押ししているとのことだ。またアダプターは、継続学習エージェント(47%)、パフォーマンスレポート(45%)などの高度なユースケースに取り組んでいるという。

エージェンティックAIに対する信頼は条件付き

 導入が普及している一方、エージェンティックAIへの信頼はまだ十分とは言えないとのこと。マーケティング担当者の90%が「一定レベル信頼している」と回答しているものの、「完全に信頼している」と回答したのは20人中1人未満という結果に。また、79%のマーケティング担当者が自社のAIガバナンスに「ある程度自信がある」と答えた一方、「強い自信がある」との回答はごく少数であり、エージェンティックAIの活用が活発化する中で、管理体制の強化が必要であることを示しているという。

量子コンピューティングの採用

 エージェンティックAIの成熟度は、現在の取り組みにとどまらず、次世代に向けた準備の姿勢にも現れているという。アダプターの多くは、将来を見据え、量子コンピューティングの導入を視野に入れているとのことだ。

 アダプターの半数(50%)は、すでに量子コンピューティングをデジタル戦略あるいはイノベーションのロードマップに組み込んでおり、その割合はオブザーバーの25%と比べて大幅に高くなっているという。これは、成熟度が高い企業ほど、受動的な状況注視から長期計画へ移行していることを示しているという。アダプターにとって、エージェンティックAIは単なる導入プロジェクトではなく、より広範な変革に向けた出発点になっているとしている。

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