アライドテレシスは、長野県長和町が同社の製品・サービスを採用したと発表した。
導入の背景と課題
- 引継ぎ不足による庁内ネットワークシステムのブラックボックス化
- 導入から10年以上経過したネットワーク機器の老朽化
- 職員への情報教育不足によるDX推進停滞とリテラシー格差
採用の決め手
- 現地調査に基づく包括的かつ迅速な提案力
- 仮想化基盤や仮想ブラウザなど幅広いソリューション
- 運用の容易さや将来の拡張性を見据えた柔軟な設計
導入した主な製品・技術
- サーバー仮想化基盤「HCI(Hyper-Converged Infrastructure)」(Nutanix):サーバーの集約と基盤統合管理を実現。拡張性に優れ、将来的にノードを追加する場合も柔軟に対応可能とのこと
- 仮想ブラウザ「RevoWorks Browser」(ジェイズ・コミュニケーション):クライアントPC内のセキュアなコンテナ環境のみがインターネットWebサイトと接続し、高い安全性と容易な操作性を両立するとのこと
- 運用支援サービス「Net. Monitor」:ITインフラを24時間365日体制で運用監視。問題発生時は即時通知と迅速対応を可能とし、安心して運用継続ができる体制を整備するとのこと
導入後の効果
ネットワークとシステムの全体を把握し、運用の可視化によって安定稼働
現地調査を通じて、複雑化していたシステム構成を整理・可視化し、従来のブラックボックス化から脱却。仮想化基盤も含め、万が一の障害発生時にも原因究明が容易となる安定した運用体制を実現したと述べている。
ネットワーク更新と業務基盤の再設計による最適化と効率化
老朽化したネットワーク機器とサーバー環境を一新し、仮想化基盤やクラウドサービスを組み合わせて業務基盤を最適化。仮想ブラウザのローカルコンテナ技術を活用して、各系統間でのファイル交換がスムーズになり、職員の業務効率が向上したという。
DX推進を支える基盤整備と職員への情報教育強化への展望
安全で柔軟なICT基盤を整えたことで、今後は庁舎内のLGWAN無線化に加え、クラウドサービスや生成AIの活用など、さらなるDX推進が可能になったとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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