アクセンチュアとOpenAIは、顧客企業が事業の中核にエージェント型AIシステムを導入し、変革と成長に向けた支援を行うための協業開始を発表した。同協業の一環として、アクセンチュアは数万人規模のプロフェッショナル人材に「ChatGPT Enterprise」を導入し、コンサルティング、オペレーション、デリバリー業務に活用するとともに、OpenAIの法人向け事業の拡大を支援するという。
このフラッグシップAIプログラムは、金融サービス、ヘルスケア、公共部門、小売業などの業界において、従来の業務プロセスをAI駆動型プロセスへ刷新することを支援するもの。顧客企業はOpenAIの製品やモデルを活用し、エージェント型AIが組み込まれた業務プロセスを全社的に統合・活用できるとしている。
さらに両社は、カスタマーサービス、サプライチェーン、財務、人事などの主要業務領域に焦点を当て、AI主導のエンタープライズソリューションを共同で開発するという。具体的には、アクセンチュアがOpenAIの「AgentKit」を活用し、顧客企業が企業変革を加速するためのカスタムAIエージェントを設計・検証・導入できるよう支援するとしている。
また同協業の一環として、アクセンチュアは「ChatGPT Enterprise」を活用し、社内業務の効率化と顧客支援の高度化を推進するとともに、社員のAIスキルの向上を図るという。加えて、アクセンチュアは認定資格「OpenAI Certifications」の取得を加速し、AIスキルを備えたプロフェッショナル集団を育成するとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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