2025年12月11日、マネーフォワードは、いすゞ自動車販売グループが「マネーフォワード クラウドインボイス」を導入したと発表した。
いすゞ自動車販売グループでは、物価高騰による紙代や郵送代の上昇にともない、請求書業務におけるコスト負担が増加。また、請求書と明細が別々のシステムから出力されることでデータの統合作業が発生するなど、従来の請求書発行システムでは、現在の業務体制に合わせた柔軟な対応が困難になっていたとのことだ。
そこで、いすゞ自動車販売および7つの販売会社は、いすゞシステムサービスとともに請求書業務の電子化を推進するプロジェクトを立ち上げ、同サービスを導入。従来の郵送システムでは締日ごとの決まったタイミングでしかアウトソース先にデータを送信できず、漏れたものは従業員の手作業で行っていたが、導入後は自由なタイミングで配信でき、漏れたり遅れたりした請求書も随時配信できるようになったとする。
いすゞ自動車販売のコメント(財務経理グループ 部長 大川戸氏、日置氏、西澤氏)
当社では、人件費や郵送料金の上昇にともなうアウトソースコストの増大と、既存システムの老朽化が大きな課題でした。しかし、「マネーフォワード クラウドインボイス」の導入により、既存のアウトソース先をこのまま継続した場合120%ほど増加するはずだったコストを、約24%削減できると見込んでいます。また、従来は締切が決まっていた請求書発行がいつでも可能になったことで、現場の業務負担が軽減されます。さらに、請求書と明細の統合機能や、請求先からの問い合わせに対応する受電代行窓口の設置など、業務全体を見据えた機能拡張の将来性も高く評価しています。
今回の導入は、当社が全社的に掲げるペーパーレス化と業務効率化の実現に向けた重要な一歩であり、特にペーパーレス化は、直接的および間接的な地球環境保全にも貢献するものと捉えています。今後は機能開発の状況にあわせて他サービスの追加も検討し、さらにDXを推進していきたいと考えています。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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