2025年12月3日、マネーフォワードは、「マネーフォワード クラウド契約」において、「リース識別エージェント」の提供を開始した。
リース識別エージェントでは、AIエージェントが電子化された契約書を解析し、リース取引となる該当性の一次判断、根拠条文や仕訳に必要な要素の抽出を行う。また、出力された情報を「マネーフォワード クラウドリース会計」と併用することで、リースの識別から後続の会計業務まで一連の業務をスムーズに行えるとする。

なお、同エージェントは、新リース会計基準の早期適用プロジェクトを推進する同社の経理本部と開発部門が連携し、検証を重ねて開発。特許の出願手続きを済ませているとのことだ。
マネーフォワード 執行役員 グループCAO(Chief Accounting Officer)松岡俊氏のコメント
当社の早期適用プロジェクトにおいても、新リース会計基準対応における契約書の洗い出しは、リースに該当する可能性のある契約書を抽出し、数か月間で確認をするという、負荷の高い業務でした。しかし、本エージェントは、契約の自動データ化からリース該当性の根拠提示までをシームレスに行うことで、網羅性の確保と工数削減の両面を兼ね備えています。経理担当者の視点からは、実務に不要な項目を非表示にするといった、入力負荷の最小化の工夫も、現場の方にとって使いやすいポイントだと考えています(原文ママ)
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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