マネーフォワードは、経費精算システム「マネーフォワード クラウド経費」において、AIエージェント「交際費精算エージェント」を一部ユーザー向けに提供開始すると発表した。同機能により、Slack上にアップロードした領収書から経費明細データを作成できるという。
交際費精算エージェントは、Slack上で交際費などの領収書画像をアップロードするだけで、AIが自動で内容を解析し経費明細データを作成できるというもの。AIが適切な経費科目を推測し、判断できない項目はSlack上で対話形式にてユーザーに確認するため、ユーザーは迷うことなく経費精算の手続きを進められるとのことだ。また、Slack上で完結するため、従業員はマネーフォワード クラウド経費にログインすることなく交際費精算ができるとしている。
今後は、対応するチャットツールの拡充や、交際費以外の申請区分にも対応し、その他の経費関連業務におけるAIを通じた自動化を進めていく予定だと述べている。また、順次提供するユーザー範囲を拡大するとのことだ。
- Slack上で交際費精算が完結:Slackに領収書画像をアップロードするだけで、AIが画像を自動解析し、金額や日付などの項目を読み取る
- AIが経費科目や接待交際費の参加者情報を自動で推測・入力:AIが経費科目を推測して入力するほか、接待交際費であればカレンダーアプリの情報などを自動で解析し、参加者情報も入力する
- Slackの対話形式で不足情報を補完:プロジェクトコードなど、AIだけでは判断できない項目は、対話形式でユーザーに確認する。すべての入力がSlack上で完結するため、経費精算の手間を削減できる
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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