2026年2月9日、Datadogは、住信SBIネット銀行が勘定系システムをアマゾン ウェブ サービス(AWS)上のクラウド環境へ移行するにあたり、Datadogのプラットフォームを採用することを発表した。
住信SBIネット銀行は、日本アイ・ビー・エムのオープン系勘定系システム「NEFSS(Next Evolution in Financial Services Systems)」をベースとするインターネットバンキングの中核システムを、2028年初頭までにAWSを採用したクラウド環境へ移行すると決定。この環境を支える基盤として、ミッションクリティカルなシステムの長期的なレジリエンスを確保するために、Datadogのオブザーバビリティおよびセキュリティ統合プラットフォームが採用されたという。
同行では、これまで多くのシステムの監視にDatadogの統合プラットフォームを導入してきた。応答速度やエラーなど、顧客サービスに直接影響を与える主要指標を可視化し、改善すべき対象を迅速に特定できるようになったとのことだ。包括的なオブザーバビリティの活用を通じてサービス品質と運用効率の両面での向上が実現し、安定性と俊敏性を両立した業務運営を維持しながら、顧客サービスの進化を継続的に支えているという。
運用面での課題であったアラート管理も改善。具体的には、大量の通知による情報過多、重要度の高い問題を特定する難しさ、夜間や週末における低優先度アラートへの不要な対応といった課題を解消し、担当者のアラート疲れを軽減しているとのことだ。加えて、複数の監視ツールをDatadogの統合プラットフォームへ集約したことで、インシデント対応に要する時間を短縮し、運用コストの削減とチーム間の連携強化を実現するとしている。
今後、住信SBIネット銀行は、勘定系システムの移行とともに、収集されたデータを活用し、AIによる予兆検知や自動リソース最適化を高度化していく予定だという。
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