三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)は、グループ各社における共通のオブザーバビリティ基盤としてDatadogを採用した。
生成AIやフロンティアAIの急速な進展にともなうサイバー脅威の高度化・巧妙化と同時に、金融機関には迅速な脆弱性対応や継続的なシステム改善を実現しながら、高い信頼性と安定性を維持することが求められている。
こうした環境下では、システム変更やパッチ適用の影響を即座に把握し、障害や性能劣化の兆候を早期に検知することが不可欠であるため、システム全体の状況をリアルタイムに把握し、変化を迅速に捉えるオブザーバビリティが重要になるとのことだ。
SMBCグループはこうした課題に対応するため、Datadogをグループの統合オブザーバビリティ基盤として採用。導入にあたっては、Infrastructure Monitoring、Application Performance Monitoring(APM)、Log Management、Real User Monitoring(RUM)、Network Device Monitoring、Network Path、Bits AIを活用する予定だという。
オンプレミス/クラウドを問わず、インフラ、アプリケーション、ログ、ネットワークを単一のプラットフォーム上で統合的に可視化できる点が評価され、Datadogの採用に至ったとのこと。また、AIを活用した運用の自動化・高度化、大規模なマルチクラウド環境に対応する拡張性、AI分野における継続的なイノベーションも、Datadogを選定する上での重要な要素になったとしている。加えて、日本の金融機関に求められるガバナンス要件への対応を支える、2023年に開設されたDatadogの日本国内のデータセンターインスタンスの存在も後押ししたとのことだ。
Datadogプラットフォームにより、SMBCグループはクラウドおよびオンプレミス環境を含む多様なシステム情報を単一のプラットフォーム上で統合的に把握するとともに、ネットワーク機器を含むエンドツーエンドの観測を実現。これにより、システム全体の状況をリアルタイムに把握し、障害や性能劣化の予兆検知、影響範囲の特定、原因分析を迅速化するとともに、継続的なシステム変更やセキュリティ対応にともなう影響を可視化し、金融システムの安定運営とレジリエンス向上を推進すると述べている。
加えて、DatadogのAI機能であるBits AIを活用し、インシデント発生時の調査や運用業務の効率化・自動化を推進。担当者の経験や知見に依存しない運営体制の構築を目指すとともに、より迅速かつ高度な障害対応を実現するとしている。
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