TISとSAPは、SAP BusinessObjects BI Solutionsに関するOEMライセンス販売のグローバル契約を締結。それに基づき、TISは、SAPのBIソリューションを標準採用した新サービス「TIS All-in-One BIパック」を2011年4月より提供開始するという。
「TIS All-in-One BIパック」は、SAP BusinessObjects BI SolutionsとTISの実績・ノウハウを活用したソリューションである「見える化テンプレート」を組み合わせ、導入サービス、およびハードウェアの提供をセットにしたアプライアンス型サービスだという。導入から活用までの構築期間は最短で3週間からとしており、最小構成で約300万円からというTISの従来比で5割低減した価格でBIシステムを導入が可能だとしている。
「TIS All-in-One BIパック」は、BIシステムの構成要素である、SAP BusinessObjects BI Solutionsおよびハードウェアに、BIシステムに必要な「経営ダッシュボード」「レポート」「データマート」が組み合わされているという。
「TIS All-in-One BIパック」は、製造業を中心としたTISの「業務テンプレート」を含んでおり、導入後すぐにシステムを活用できる点が特徴だとしている。テンプレートには、損益分析/財務分析/サプライチェーン分析など約50種類を用意され、今後、流通/金融業向けテンプレートも整備される予定だという。
また、TISの企業向けクラウドサービス(PaaS/IaaS)「TIS Enterprise Ondemand Service」を採用した、BI環境を月額課金型で提供するPaas型サービスも「TIS All-in-One BIパック」のラインナップに追加する予定だという。