8月の中盤から後半にかけて、テクノロジー業界はグーグルのモトローラ社買収とHPの発表したM&Aを含めた戦略転換のアナウンスに揺れた。2社の戦略アクションは、単にビッグプレイヤーだからというだけでなく、業界の競争状況がこれからどうなるかに一石を投げかけるものと言えるだろう。今回から3回に分けて、グーグルやHPの直近動向から見えるテクノロジー業界における競争状況や戦略について考えてみよう。今回はまず、HPの戦略転換の動きを軸として状況を整理する。
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渡辺聡(ワタナベ サトシ)
神戸大学法学部(行政学・法社会学専攻)卒。NECソフトを経てインターネットビジネスの世界へ。独立後、個人事務所を設立を経て、08年にクロサカタツヤ氏と共同で株式会社企(くわだて)を設立。現同社代表取締役。大手事業会社からインターネット企業までの事業戦略、経営の立て直し、テクノロジー課題の解決、マーケティング全般の見直しなど幅広くコンサルティングサービスを提供している。主な著書・監修に『マーケティング2...
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