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エンジニアなでしこ魂2―BIソリューション開発で学んだ「教科書には載っていないこと」―石川貴美子さん


株式会社富士通北陸システムズ データベースソリューション事業本部 ソリューション企画部に所属する石川貴美子さんは、新卒で入社し金沢での3ヶ月間の研修を終えると東京に異動となった。担当となった仕事は、Oracleのサポート業務。グループ会社である富士通のサポートセンターが一次受けしたコールのうち、さらにエスカレーションされてきた問い合わせに対応する仕事。作業場所は、日本オラクルのサポートセンターの中だった。

「Oracleサポート業務」の洗礼でスキルを磨く

株式会社富士通北陸システムズ データベースソリューション事業本部 ソリューション企画部に所属する石川貴美子さん
株式会社富士通北陸システムズ
データベースソリューション事業本部
ソリューション企画部
石川貴美子さん

 株式会社富士通北陸システムズ データベースソリューション事業本部 ソリューション企画部に所属する石川貴美子さんのキャリアは、Oracleのサポート業務から始まった。

 新卒で入社。金沢での3ヶ月の新人研修を終えた後、Oracleのサポートをする部署に配属された。 そして配属まもなく、勤務地が日本オラクルのサポートセンターとなり、グループ会社である富士通サポートセンターの一次受けで解決できず、オラクル社にあがってきた問合せを対応する仕事についた。

 当時の富士通北陸システムズでは、Oracleサポート部署に配属された新人は、1年以内にOracle MasterのPlatinumに合格するのが暗黙の 目標として設定されていた。その頃のOracle Masterは9i。現在のGoldのレベルに匹敵する。

「サポート部署に配属された直後は、SQLのSの字も分からない状態でしたが、先輩社員に教えてもらいながらOracleDBについての 勉強を始め、1ヵ月で当時のSilverを受験、日常業務をこなしながらも、毎日、勉強していました」(石川さん)

 社内の勉強会などにも参加したが、週末には自宅で翔泳社の参考書である黒本や、EラーニングシステムのiStudyを使い、とにかく試験範囲を網羅することに集中した。

 こうした環境的な外圧があったとはいえ、早い時期に高度な資格を目指したことは、石川さんにとって確実にスキルアップにつながったという。試験に挑戦したことでOracleに関する知識が広範囲に網羅され、普段のサポート業務にも役立った。

 「実際にその機能を利用したことがなくても、試験対策で勉強してあれば、その機能についてきちんと会話することができます」

  当時の業務は、富士通のサポート担当者からの問い合わせを受け、トレースの結果やアラートを見て障害の調査を行い解決策を探るというもの。 最初のうちは、新人ということもあり、富士通の担当者からはなかなか信頼してもらえなかった。 難しい課題の場合には、対応する前から「担当者を変えてくれ」と言われ、悔しい思いをしたこともあった。周りから信頼を得るためにも、 また自分に自信を持つためにも、Platinum取得は大きかったという。

 Oracleに関するスキルアップについては、「環境にも恵まれていた」と振り返る。なんといっても、勤務しているのは日本オラクルのサポートセンター内。Oracleに関する情報は豊富だ。日常的に日本オラクルのプロフェッショナルなエンジニアとコミュニケーションをとる機会も多い。こうして、石川さんのスキルは順調に伸びていった。資格取得も10gのPlatinum、11g Platinumへの移行試験ともに順調に合格した。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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