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「進化あるところにロックインはない」―ラリー・エリソン氏基調講演、今年のOracleはこうなる!


ハードウェアとソフトウェア融合させ、1つのプラットフォームとして開発するEngineered Systems。その成果の最初の2つ、ExadataとExalogicの提供を開始した際の目標は、「世界1の性能を目指すこと。そしてそれをもっともコストパフォーマンスがいい形で提供することだった」と、Oracle OpenWorldの基調講演ステージに立ったCEOラリー・エリソン氏は言う。そして、この2つの目標はすでに現実のものとなったと断言する。

最高の性能を最高のコストパフォーマンスで提供するためにすべてを並列化した

「OSもデータベースもミドルウェアもすべて作り直した」
「OSもデータベースもミドルウェアもすべて作り直した」

 ハードウェアとソフトウェア融合させ、1つのプラットフォームとして開発するEngineered Systems。その成果の最初の2つ、ExadataとExalogicの提供を開始した際の目標は、「世界一の性能を目指すこと。そしてそれをもっともコストパフォーマンスがいい形で提供することだった」と、Oracle OpenWorldの基調講演ステージに立ったCEOラリー・エリソン氏は言う。そして、この2つの目標はすでに現実のものとなったと断言する。

 この目標を達成するために行ったのが、アーキテクチャの見直しだ。「OSもデータベースもミドルウェアもすべて作り直した」(エリソン氏)

 並列化されたハードウェアに最適化するよう、ソフトウェアスタックすべてを書き換えたのだ。

 ソフトウェアの並列化への対応に加え、ボトルネックになるネットワークには高速なインフィニバンドを採用した。これらにより、データの転送速度は、従来の10倍、さらに圧縮機能を加えたことでデータ量は1/10に。結果的には、CPUとディスク間のデータ転送は100倍になった。

 もう1つ行ったのがDRAMとフラッシュメモリの活用。双方とも汎用製品の採用により、安価なので大量に搭載することができた。これもまた、コストパフォーマンスの向上に大きく貢献する。結果的に伊勢丹三越、マツダ、NTTドコモなどの日本の「熟考を重ねる企業」から、「大きな性能改善があった」という声を聴くことになる。このように顧客からの支持があるがため「Exadataは世界の大型コンピューターの中でももっとも成長している。130%以上伸びている」とエリソン氏は自信を見せる。

 Exadataのターゲットは、IBM製のもっとも高速なマシンだった。それをしのぐことがExadataの2ラック構成で実現でき、コストはIBM System pシリーズの1/5に過ぎないとのこと。そして、ミドルウェアのレイヤでも同じことをやろうとしたのがExalogic。こちらが競合するのはIBMのハイエンドマシンではなく、1,000台を超えるような汎用のIntelマシン群だとエリソン氏は言う。

 モバイル端末がどんどん普及することで、サーバーへの同時アクセスは今後10倍以上に大きく膨れあがることになる。しかし、それに対応できるよう数多くのサーバーを運用するとなると、まずは膨大なスペース確保や消費電力の増大、さらには管理の手前、コストも大きく増える。また、これだけ多くのサーバーを効率的かつセキュアに運用するためには、負荷分散装置やファイヤーウォールなどの機器も数多く必要になる。これがExalogicならば、これらの要求に1ボックスで対応でき、負荷分散や各種セキュリティ機能も内包されているので複雑な構成を別途とる必要もないとのこと。

 そして、Exadata、Exalogicはx86ベースのシステムだが、自社で開発しているSPARCベースのシステムでも同様のEngineered SystemsとなっているのがSPARC SuperCluster。こちらは、1台のマシンの中に、データベースもミドルウェアも入れ込むことができ、さらには顧客のカスタムアプリケーションも搭載できるものだ。これもまた、高いコストパフォーマンスを誇り、IBMのハイエンドなpシリーズのマシンよりも2倍速くコストは1/4だとエリソン氏は主張する。

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SAP HANAにはインメモリデータベースしかない、Exalyticsとはまったく違うもの

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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