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業務効率を上げる Microsoft Officeテクニック集

知っておきたいExcelの関数 - 検索/行列関数編 (1)

困ったときのMicrosoft Office Tips - Excel (5)


 この連載では、さまざまなシーンにおいてMicrosoft Officeツールを使いこなすためのTipsを紹介します。今回は、検索/行列関数のなかで業務上最も使われるVLOOKUPのほか、HLOOKUPとLOOKUPを取り上げ、それぞれの違いや参照範囲の指定方法、参照範囲に名前を付ける方法について紹介します。

はじめに

 Excelを少し使い込んだ際によく使う関数と言えば、表の中からデータを取り出す「VLOOKUP」ではないでしょうか? 同じような検索/行列関数は他にも、HLOOKUPやLOOKUP、INDEX、MATCHなど、さまざまあります。

 そこで今回は、検索/行列関数のなかで、VLOOKUP、HLOOKUP、そしてLOOKUPの3つを取り上げ、それぞれの違いや、これらの関数を利用するのに必要不可欠な参照範囲の指定方法について紹介します。

3つの代表的な検索/行列関数の違い

 商品コードから商品名を割り出すときなどに使われる検索/行列関数には、以下の3つがあります。ただし、共通して「検索範囲のコード部分を昇順に並べ替えておく」必要があるので注意してください。

3つのLOOKUP系関数の特徴
VLOOKUP 一つのコード表を縦方向(Vertical)に検索し、コードが一致する行(データの横の並び)のn列目の値を返す。
HLOOKUP 一つのコード表を横方向(Horizontal)に検索し、コードが一致する列(データの縦の並び)のn行目の値を返す。
LOOKUP ベクトル形式においての検索範囲(コード部分)と対応範囲(商品名などの部分)を自由に指定できる(離れていてもOK)。ただし、それらの配列は1行または1列のみ。配列形式はあまり使われていない。

 コード表は一般的に、1件のデータが行方向にまとまっており(下図参照)、コードは列(縦)方向に並んでいるため、VLOOKUPがよく使われます。逆に、表のコードが行(横)方向に並んでいる場合は、HLOOKUP関数を利用します。ただし、検索対象となるコードの情報は、VLOOKUPの場合は1列目、HLOOKUPの場合は1行目に配置しなければいけません。

VLOOKUP(縦方向)
コード 商品名 価格
1001 Access 24,930
1002 Excel 24,930
1003 Outlook 14,490
1004 PowerPoint 14,490
1005 Word 14,490
HLOOKUP(横方向)
コード 1001 1002 1003 1004 1005
商品名 Access Excel Outlook PowerPoint Word
価格 24,930 24,930 14,490 14,490 14,490

 一方、LOOKUP関数は、検索範囲(コードが書かれてる範囲)と対応範囲(商品名など)を自由に設定できるので、別にコード部分がどこにあっても構わないわけです。ここが、VLOOKUPやHLOOKUPとの大きな違いです。

LOOKUP関数でのみ利用できるコード表
商品名 コード 価格
Access 1001 24,930
Excel 1002 24,930
Outlook 1003 14,490
PowerPoint 1004 14,490
Word 1005 14,490
Publisher 1006 20,790
InfoPath 1007 26,040
Visio Standard 1008 30,240
Visio Professional 1009 65,940
Project Standard 1010 78,540
Project Professional 1011 139,420
OneNote 1012 12,390
InterConnect 1013 6,930
Groove 1014 28,140

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VLOOKUP関数を使ってみる

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この記事の著者

小濱 良恵(コハマ ヨシエ)

Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office や Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Mic...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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