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【Excelデータ分析講座】6-3 ソルバーによる製品販売計画~ソルバー編


今回は、ある製品の顧客別の販売計画を行います。顧客との力関係によって、各々販売単価が異なります。顧客ごとに販売が可能な最大数量と、取引を継続するうえで最低限販売したい数量も存在します。そして、生産できる製品数量の上限も存在する中で、売上を最大化したいというのが命題です。そこで、ソルバーを利用して、売上が最大になる顧客ごとの販売数量を計画します。

制約条件を満たす販売数を求める

 今回は、以下のようなデータを使用します。上の表に表示されている制約条件を、ソルバーに与えて、最適な販売数を、下の表に表示させます。

 
「データ」タブの「ソルバー」をクリックする。
「ソルバーのパラメータ」ダイアログ・ボックスを、
「目的セルの設定」で、セルD17を、「目標値」で「最大値」を、
「変数セルの変更」でセル範囲C12からC16を選択し、「追加」をクリックする。
 
「制約条件の追加」ダイアログ・ボックスで、
「セル参照」で、セルC17を、条件メニューで「=」を、
「制約条件」ではセルC9を選択し、「追加」をクリックする。
 
ふたたび「制約条件の追加」ダイアログ・ボックスが表示される。

 

 ここからは、以下の表にある残り2つの制約条件の追加を繰り返します。

 
「制約条件の対象」がすべて追加されたら、「キャンセル」をクリックして、
「ソルバーのパラメータ」ダイアログ・ボックスを表示させ、「解決」をクリックします。
 
「ソルバーの結果」ダイアログ・ボックスが表示されますので、「OK」をクリックします。
 
セル範囲C12からC16に、顧客別の最適な販売数が表示されました。

                          * * * * *

 今回は、ソルバーを利用して、売上が最大になる顧客別の製品販売数を計画しました。次回は、ソルバーを利用した製品在庫計画の例を説明します。

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この記事の著者

平井 明夫(ヒライ アキオ)

株式会社エムキューブ・プラスハート 事業企画コンサルタントDEC、コグノス、オラクル、IAFコンサルティングにおいて20年以上にわたり、ソフトウエア製品やITサービスのマーケティング、事業企画・運営に携わる。現在は、事業企画コンサルタントとしてIT企業の新規事業立上げ、事業再編を支援するかたわら、デ...

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