前回は、ニューヨーク市のデジタル化を考察しながら、政治行政のプラットフォーム化へのシフトと都市のブランディング、それに伴うビジネス創発について述べてきた。今回は、オープンガバメントの動きの一つにも捉えられているオープンデータに関して、具体的に述べていきたい。デジタル化によってさまざまなデータがアーカイブされる時代において、データを利活用するためのフォーマットを構築し、データを通じて市民課題解決やビジネス創発が期待されている。行政・企業・市民のそれぞれにとって武器となるデータを、どのように活用するかを考えることは、これからの時代の生きる一つのヒントとなるかもしれない。
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江口 晋太朗(エグチ シンタロウ)
TOKYObeta。編集者。これからの未来のための情報設計や環境デザインを実践する編集者。スタートアップやテクノロジー、デザインやカルチャーの分野のコンセプトワークやメディアづくり、企画設計などで企業の事業支援を行う。Twitter@eshintaro
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