オープンガバメントに関する記事とニュース
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2013/12/11
日本での経済効果が5.4兆円といわれるオープンデータ、諸外国の取組みと日本での可能性
前回は、ニューヨーク市のデジタル化を考察しながら、政治行政のプラットフォーム化へのシフトと都市のブランディング、それに伴うビジネス創発について述べてきた。今回は、オープンガバメントの動きの一つにも捉えられているオープンデータに関して、具体的に述べていきたい。デジタル化によってさまざまなデータがアーカイブされる時代において、データを利活用するためのフォーマットを構築し、データを通じて市民課題解決やビジネス創発が期待されている。行政・企業・市民のそれぞれにとって武器となるデータを、どのように活用す...
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2013/10/02
「オープンガバメント」が創発するイノベーション ~ニューヨーク市におけるデジタル化の取組み
今回は、ネット選挙における有権者と政治の関係の変化ではなく、現在既に起きている「行政と企業や市民の関係性の変化」を考察していく。ニューヨーク市における「オープンガバメント」の取組み題材に、私たちが住む都市が、ネット社会にどう対応し、市民がどのように行政に関わっていくか。行政を通じた社会課題の解決にとどまらない新しいビジネスの創発、行政サービスの変化による都市のブランディングなどの新しい動きに注目する。企業・市民・行政を巻き込んだ新たなビジネスの生態系を、デジタル化を手段としたオープンイノベーショ...
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2013/07/29
オープンデータを活用した新たなビジネスモデルとは? オープンデータをめぐる国内外の動向を追う
2013年5月に第二次安倍内閣における新たなIT戦略案として公開された「世界最先端IT国家創造」宣言において「オープンデータの推進」が謳われ、同年6月に英国ロック・アーンで開催されたG8サミットにおける首脳宣言にもオープンデータ推進が盛り込まれるなど、国内外でオープンデータが注目を浴びています。オープンデータとは、公共性のあるデータを機械判読可能な形で公開し、営利・非営利を問わず利用・再利用可能にすることで新たな価値を創出していこうという考え方や取り組みのことです。オープンデータは、政府や自治体...
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2010/07/30
オープンガバメントは住民自治の礎となるか?
新政権に入ってネットで積極的に情報を発信し、また逆にネットから国民の声を吸い上げる試みが増えている。例えば行政刷新会議の事業仕分けや総務省のICTタスクフォースなど、新政権によって設立されて脚光を浴びた会議体のいくつかはUstreamで中継され、Twitterで実況されるようになった。