2014年もあと1カ月あまり。今年もたくさんの海外イベントを取材させていただきましたが、もし年に1度しか海外出張できないのであれば、筆者は毎年11月中旬に米ラスベガスで行われるAmazon Web Services(AWS)主催の「AWS re:Invent」を選ぶと思います。毎回発表される新サービスがすばらしく魅力的というコトも大きいのですが、何より1万数千人の参加者の熱量がハンパない。AWSや関連企業の発表からすこしでも多くの成果を持ち帰ろうとするだけではなく、ユーザどうし、パートナーどうしで互いに教え合い、学び合うことに誰もが積極的です。AWSのアンディ・ジャシーSVPは「re:Inventはテクノロジカンファレンスでもマーケティングカンファレンスでもない。これはエデュケーショナルカンファレンスだ」と今回のキーノートで明言していましたが、今ならその意味がわかる気がします。これほどユーザがみずからの事例やノウハウを我先にと公開するカンファレンスを、筆者はほかに知りません。
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五味明子(ゴミ アキコ)
IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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