SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

HPE、データ分析プラットフォーム「HPE Vertica」最新版と機械学習クラウドサービスを発表

次世代データ分析プラットフォーム「HPE Vertica 8」

 「HPE Vertica 8」は、その場で分析を可能にする独自の統合アーキテクチャにより、情報の格納場所に関係なく、継続的にインテリジェンスを抽出することが可能になる。企業は、「HPE Vertica 8」の柔軟性の高いデプロイメントオプションを活用して、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドの環境を問わず、さらにHadoopデータレイクにおいても、分析を実施する場所や手法を選んで最適のソリューションを採用できるという。

 さらに「HPE Vertica 8」は、データの移動および統合機能を強化し、数百ないし数千カラムへのデータロードが最大700%まで早くなり、Amazon S3からの簡単なデータロード、およびApache Kafkaデータストリームの包括的なビジュアルモニタリングなどを実現する。

 「HPE Vertica」は、Azureに対応しMicrosoft Azure Marketplaceを通じて即時利用可能で、企業は必要に応じて最適なクラウドプラットフォームを柔軟かつ自由に選択することができるようになる。今回の発表は、2015年末にヒューレット パッカード エンタープライズ(HPE) とMicrosoftが締結した戦略的合意に基づいたものであり、最高のハイブリッドコンピューティング体験を求める両社のユーザーからの需要に応えるもの。

 「HPE Vertica」新バージョンの発売にあたり、いくつかの中核機能が大幅に強化された。極端な同時処理状況下でのシステムの信頼性を向上させ、その場での分析を可能にするオープンソースのイノベーションが統合され、エンタープライズクラスのパフォーマンスとセキュリティが達成された。

 「HPE Vertica 8」の主な特徴は次のとおり。

 ・インデータベース機械学習:従来の機械学習アプリケーションでは、データサイエンティストがデータの一部分だけを使ってモデルの設計と調節を行わなければならず、結果として、正確性が低下し、遅延も生じていた。Verticaのインデータベースを適用した機械学習アルゴリズムでは、より大規模なデータ向けにRベースの機械学習モデルをあらかじめ作り、直接「HPE Vertica」に展開することが可能となり、高い精度で意思決定プロセスを加速することができる。

 ・Hadoop上で現場分析:ユーザーは、「HPE Vertica」の高性能ParquetとORC Readersを使って、より価値あるものをHadoopデータレイクから導くことができる。データのコピーや移動を行うことなく、Hadoopデータレイクに存在するデータに安全にアクセスして分析することができる。企業はシームレスなソリューションにより、高性能とHadoopベースの経済性を享受することができる。

 ・マルチクラウド機能およびサポートの強化:企業にとっては、従来以上にデプロイメントオプションが増えた。「HPE Vertica」は、AWSとMicrosoft Azureクラウド両方のデプロイメントに最適化されている。さらに、新しい「HPE Vertica」では、S3へのシームレスなアクセスおよびより強力なセキュリティ等により、AWSへの対応が強化されている。

 ・Apache Sparkアダプタの最適化:この最適化されたインテリジェントなアダプタは「HPE Vertica」とSparkシステム間の高速なデータ連携を可能にする。データサイエンティストは、小規模なデータのクエリにおいては、Spark内に堅牢な機械学習モデルを構築する。また、大規模スケールで最大規模のデータ量における最も高度なクエリでは、広範な「HPE Vertica」のインデータベースSQL分析を活用することができる。

新しいクラウド型サービス「HPE Haven OnDemand(HoD) Combinations」

 日本ヒューレット・パッカードでは同時に、「HPE Haven OnDemand」プラットフォーム上で、新しいクラウド型サービス「HPE Haven OnDemand(HoD) Combinations」の提供を開始することを発表した。このサービスにより、アプリ開発者は機械学習機能を取り入れた次世代アプリケーションを作ることができるようになる。

 この新サービスは、既成のコグニティブ・サービスの一覧と直感的なドラッグ&ドロップ型インターフェースを備えている。開発者は複数の機械学習APIを組み合わせて、そのコードを開発中のプロジェクトに直接コピー&ペーストして、スピーディーかつ手軽に画期的なモバイル向け・企業向けアプリケーションを開発できる。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/8543 2016/10/05 16:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング