Tokyo Dell EMC Forum 2017開催!
戦略の紹介、新たな知見の共有だけでなく、IT革新の推進やワークスタイルモビリティの強化、デジタル時代のリスク削減のためのソリューションなどが余すところなく聞ける、一日限りの法人向けイベントが開催されます。お見逃しなく!
ザ・プリンスパークタワー東京 | 2017年10月26日(木)
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クラウドネイティブの企業と互角にビジネスをするために
Dell EMC インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括 ソリューション本部 シニアビジネス開発マネージャの増月孝信氏は「ITのトランスフォームにおける大きなトレンドとして、クラウドが来ています。ただ我々の視点として、単にオンプレにあるアプリケーションやサービスを仮想化環境やクラウドに動かすだけ、というのは本来の本質的な部分ではないと考えています」と語る。
Dell EMCがグローバルで、1000人のエグゼクティブに「ビジネスを行うにあたり、どういったことに脅威を感じているか」というサーベイを行ったところ、約8割から「自動車配車のUberや映像ストリーミング配信のNetflixのような新興企業」というフィードバックを得た。
既存のサービスをWeb上に移管しただけではなく、全く新しいビジネスモデルを打ち出したクラウドネイティブの企業が出て来て、どんどん付加価値をつけている状況を、非常にシビアに考えていることが分かる。
「ですから投資という視点で考えると、効率を考えてきたITトランスフォームから、次のステップであるデジタルトランスフォームへ向けて大きく加速されるとみています」(増月氏)。
そこで重要になってくるのは、既存のプラットフォームから新しいものへの変換だ。「そこでマスト(必須)となるキーワードがハイブリッドです。避けては通れません。先にオンプレやパブリッククラウドから始めても、最終的にはハイブリッドクラウドの世界を無視して、色々なビジネスをするというのは、非常に難しいと考えます」(増月氏)。
ITとデジタル機器の発展により様々なことが便利になり、自分たちが生活の中で使っている環境が、そのままビジネスでも使えることへの期待が高まっている。セキュリティの観点などの課題を抱えつつも、常にサービスが使え、自分が期待するレスポンスで色々なことができ、さらにもっと賢いサービスであってほしいというわけだ。
「その期待に既存のアプリケーションやサービスの形態で応えるのは、現実的な世界ではありません。まったく新しい方法論が必要になってきます。プラットフォームも大きく変換しなければならない。今、そういう流れなのです」(増月氏)。