SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

IMPACT AUTUMN 2009 JAPAN 特別レポート(AD)

【IMPACT AUTUMN 2009 JAPAN SOA CONFERENCEレポート】4回目を迎えたIBMのSOAカンファレンス

IMPACT AUTUMN 2009 JAPAN 特別レポート

日本アイ・ビー・エムが開催するSOAカンファレンス「IMPACT AUTUMN 2009」が去る11月26日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で開催された。

 日本アイ・ビー・エムが開催するSOAカンファレンス「IMPACT AUTUMN 2009 JAPAN」が去る11月26日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で開催された。

日本アイ・ビー・エム株式会社
専務執行役員 ソフトウェア事業担当
三浦 浩氏

 基調講演として、日本アイ・ビー・エム株式会社専務執行役員 ソフトウェア事業担当の三浦 浩氏、同社専務執行役員グローバル・ビジネス・サービス事業 戦略・市場開発担当のピーター・カービー氏が登壇。「Smart Work:スマートな働き方を実現する業務プロセス改善へのアプローチ」と題した講演をおこなった。

 このカンファレンスは、SOAを中心に、昨年から春と秋に2回開催され、今回ですでに4回目を迎える。まず、三浦氏は今回のテーマである「スマートな働き方」の問題として、個人の生産性が様々なITツールによって増大したのに、組織の生産性が停滞していることを指摘。

 ビジネスとITが乖離している企業は、俊敏性をもった企業に比べて、12%も売り上げが減少しているとし、人々の専門性をつなぎ、協働のプロセスと基盤をつくることを提唱。その具体的なサンプルとして、自動車産業の相互依存的なコラボレーションや、グローバルなリソースの最適配置を解説した。

 また、電力業界でも、近年のオバマ政権のグリーン・ニューディール政策で本格化している「スマート・グリッド」の例をあげ、ITによる電力供給の最適化の例を紹介。日本でも次第に、理解が浸透してきたスマート・グリッドだが、利用者による安価な電力の購入と自家発電、電力会社による送電線の自動監視や供給管理が実現することで、社会そのものがインテリジェントになるというビジョンを語った。

 「電力インフラ、バッテリー、通信コミュニケーションなどの技術と、政府、自動車業界、家電産業のITによるコラボレーションが実現することで、新たなイノベーションが生まれる、さらには他業界へのコラボレーションも進展していくだろう」(三浦 浩氏)

 この産業セクタによるコラボレーションという概念は、従来であれば個々の企業間取引というものでしかなかったが、IBMが掲げるスマートワークによるコラボレーションは、個人のライフログのような履歴(IBMはサイバーセルフと解説)、エネルギー、情報コンテンツがダイナミックに協調する社会イメージである。

 もうひとつの重要な条件であるグローバルなリソース配置については、開発・製造・スキルのリソースを地域拠点の特性やリソースマーケットとしての新興国に着目し、重要な能力の最適化を図る戦略を、ピーター・カービー氏が提唱。

 厳しい経済環境を迎えた現在から、2010年代に向けた、企業の成長イメージを「俊敏性・協調性・持続性」というキーワードに集約した。

 本セッションは技術論というよりは、むしろ経営層にとっての今後の社会と経営のつながりを示唆するものであり、本カンファレンスのテーマである、BPM、SOA、コラボレーションの3つの要素からなる「Smart Work」というビジョンを提示することで、地球的、国際的、社会的視点からの企業活動が、新しい時代の価値を創出することを示したといえる。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
IMPACT AUTUMN 2009 JAPAN 特別レポート連載記事一覧
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2048 2010/11/01 15:42

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング