日立システムズ、「ハイパーコンバージド・ソリューション VDI Windows10向け高性能モデル」を販売開始

　「VDI Windows10向け高性能モデル」は、グラフィックス処理ユニット（GPU：Graphics Processing Unit）の大手メーカーであるNVIDIA社の仮想GPUソリューションを搭載したハイパーコンバージド・インフラと、VDI環境およびWindows10への移行サービスや移行後の運用サービスなど、クライアント環境を幅広く支援する付帯サービスを含め、国内で初めて提供開始するもの。

　このモデルは、グラフィックス処理のためのハードウェアリソースを大量に必要とするWindows10の特性を踏まえたモデルであり、このモデルにより、セキュリティ対策の強化やシステム運用効率化、働き方改革の推進にも寄与するITインフラを低コストかつ短期間で導入することが可能になるという。

　Windows10は、Windows 7に比べて、グラフィックリソースを大量に消費するという特性がある。テレビ会議システムなどのグラフィックス機能を多く使用するアプリケーションの利用も活発化することが見込まれていることから、Windows10のVDI基盤にはグラフィックリソース不足を防ぐための対策が求められていたとしている。

　ハイパーコンバージド・インフラは、サーバーやストレージの集約により省スペース化を実現できることや、機器を増設することでデータの記憶容量やシステムの処理能力を簡単に増強できること、サーバーとストレージ、ネットワークを1つの管理ソフトウェアで統合的に管理できることなどの特徴がある。

　高性能モデルは、こうしたハイパーコンバージド・インフラが持つ一般的な特徴に加えて、グラフィックス処理性能に優れたNVIDIA社のGPUを搭載しているため、グラフィックスリソースを多く使用するWindows10やアプリケーションなども快適に利用できるという。さらに、VDIシステムとして多くの実績があるヴイエムウェアのVMware Horizonをあらかじめセットした状態で提供される。