ソフトウェア「Ver.1.4.0」で追加した主な機能は次のとおり。
・ホワイトリスト (認証情報データベース) ラーニングモードのサポート
OFS (OpenFlow Switch)に接続、通信する端末個体情報(MAC Address)を収集する「検出モード」「探索モード」を追加。これにより、SESCを利用するネットワークの構築時に手作業で収集していた端末情報が自動収集可能となり、人的工数の削減やネットワーク構築期間の短縮が可能。
「検出モード」は端末から発せられるパケット情報から、個体情報を収集するモード。「探索モード」は、IoT端末等、自発パケットの頻度が少ない端末がある場合、OpenFlowのパケットアウトを利用して個体情報を収集するモード。
・AMF アプリケーションプロキシー動作隔離機能の追加
AMFメンバー配下の制御対象を、これまでのDHCPクライアントから、固定IPも制御対象に追加、さらに隔離VLANへの通信隔離動作も追加される等、機能強化が図られている。
・WEB GUI上でのアクション設定機能の追加
SESCの連携アプリケーション以外にも、SESCのGUI上から制御したい端末のIPアドレスを指定、対象端末の制御が可能となる。この機能により、連携アプリケーション以外でも、被疑端末IPアドレスさえ管理者が判断できれば、被疑端末の通信遮断、隔離ネットワークへの分離等のアクションをネットワークエッジで取ることができるようになり、ネットワーク内部の脅威の拡散、移動を防ぐことが可能になる。