ランサムウェアから重要なデータを守る手法として、(1)オフラインで定期的にバックアップと復元テストを行うこと、(2) 機械学習による検出ですり抜けを最小限に押さえること等の異なるセキュリティ対策製品を組合せの提案があるが、利用者の負担増は避けられないという。
その中で、イノベーション・ファームは独自の秘密分散技術を応用し、低コストでありながらランサムウェアを含む未知のマルウェアなどへの感染を防ぐとともに、情報漏えいや破壊・消失といったリスクをも防ぐセキュリティソリューション「Secure Explorer」を開発したとしている。
「Secure Explorer」は、安全性(セキュリティ)と可用性・利便性を両立したセキュリティソリューション。Windowsエクスプローラのような簡易な操作性を持ち、秘密分散法の活用により、未知のランサムウェア(マルウェア)が侵入しても100%活動できないファイルに分割変換致し無害化させる。また、無意味化したファイルから情報は確認できないため、情報漏えいも防ぐ。さらにBCPやDR対策としても有効だという。
従来にない新たなアプローチにより、次のような課題を解消するという。
・暗号化ツールの課題:
(1) 流出後に暗号が解かれる懸念
(2)万一ランサムウェアに感染すると利用不可
(3) 個人情報などの保管場所制限
(4) シングルポイント障害の懸念など
・バックアップツールの課題:
(5) 感染ファイルそのものをバックアップする懸念
(6) 多くの世代を取る手法のコスト負担など