新サービスは、IBM社のIBM Cloud Direct Linkのサービス機能の拡張に合わせ、アット東京でもIBM Cloudのユーザー向けのサービスメニューを刷新したもの。
アット東京では、2016年3月からIBM Cloud接続サービスとして「プレミアムコネクト for IBM Cloud」を提供しているが、新サービス「ATBeX ServiceLink for IBM Cloud」は、より柔軟な帯域でユーザーの要件に合ったネットワーク構成でのクラウド接続が可能になるという。
ATBeX ServiceLinkと、アット東京のコロケーションサービスやその他様々なサービスを組み合わせることで、同社のデータセンター内で、ハイブリッド環境などの多彩なクラウド環境を実現するとしている。
「ATBeX ServiceLink for IBM Cloud」は、IBM Cloudのプライベート・ネットワークと、ユーザー環境とを接続するマルチテナント型の提供サービス「IBM Cloud DirectLink Exchange」に対応しており、IT環境とIBM Cloudデータセンターをセキュアに、柔軟に接続する。また、このサービスは帯域共有方式の接続サービスであり、ポート速度範囲は50Mbpsから1Gbpsまで対応できることから、低帯域から高帯域まで、より多くのニーズに適応するという。
なお、「ATBeX ServiceLink for IBM Cloud」は、多様化するデータセンター内外の相互接続を効率的に提供するプラットフォームである、同社のデータセンター内相互接続サービス「ATBeX」を活用した接続メニューとして提供されるという。
ATBeXを活用した「ATBeX ServiceLink for IBM Cloud」により、IBM Cloudを利用するユーザーのクラウド環境から、同社データセンター内のオンプレミス環境への接続だけでなく、ユーザーの拠点へのネットワーク接続、外部のSIer等の様々な事業者との連携に加え、これからのクラウド中心のシステムで実現するAIロボットやIoTといったリアルな世界のデバイスとの通信など、柔軟な相互接続を可能にするという。