「AppGuard」は、従来の検知型技術のようにマルウェア(悪意のあるプログラムやコード)を検知、駆除して「感染させない」のではなく、感染によって危険なプロセスが発生しても、攻撃につながる行動を封じ込めることにより「発症させない」という、全く新しい概念で開発されたエンドポイントセキュリティ製品。
「検知」の概念がないため、未知のマルウェアによる攻撃も防ぐことができる点が、従来の技術と大きく異なる。米国の政府機関で長年の実績があり、過去18年以上一度も破られたことのない実績を持つという。開発元であるBPwには、2017年にISIDと電通を含む複数企業が出資を行っている。
ISIDは、2017年4月の出資以降、「AppGuard」のテクノロジーの理解や企業のシステムに適合させる上での知見習得、技術者の育成、プレマーケティング活動等を進めてきたという。また、「AppGuard」の一次代理店である電通のリセラーとして販売権を取得するとともに、監視サーバー機能のクラウド化など、企業がより導入しやすい環境の実装も行っている。
これらの活動を通じ、ISIDの全事業領域における顧客企業に対して、PoC・計画立案・導入・運用構築まで一貫したサービスを提供する体制が整ったことから、このたび全社横断組織を設置し、販売活動を本格化することにしたという。