テレワーク利用者がPCに「ワークタイムレコーダー」をインストールすることで、システムが作業内容を記録し、テレワーク利用者の業務報告書やPCの操作内容のレポートを自動作成し、管理職の組織マネジメントを支援する。また、マイクロソフト社の「Skype for Business」のクライアント上で、チームメンバーがリアルタイムに業務状況を共有でき、円滑なコミュニケーションを実現するという。
さらに、日立ソリューションズは作業記録や関連データを合わせて分析し、全社や組織単位で可視化するツールをお客様の目的に応じて提供し、業務課題の把握も支援する。
日立ソリューションズは、これまで自社のワークスタイル変革の中で、事業部門や人事部門で本システムを検証しており、テレワーク利用への不安の払拭や働き方に応じた業務課題の把握などの効果を確認した。このシステムでは、これらのノウハウも合わせて、提供していくという。
ワークタイムレコーダーの特徴
1. 勤務場所や勤務時間ごとに業務内容を記録し、業務報告書を自動作成
PCに「ワークタイムレコーダー」をインストールすると、利用したアプリケーションやシステムを自動で記録。また、テレワーク利用者が「Skype for Business」のクライアントに随時、登録する業務の開始・終了時刻や、勤務場所、業務内容、プレゼンスの情報を合わせて、業務報告書を自動作成する。これにより、管理者は部下の業務状況を把握でき、適切な組織マネジメントと就業管理を可能とする。
2. 業務中の画面をレポート
PC内の「ワークタイムレコーダー」が1時間に3回、画面を自動でランダムにキャプチャし、時系列に記録したレポートを作成。これにより、本当に仕事をしているのかという管理者の不安や、さぼっていると思われるのではないかというテレワークの利用者の不安をともに払拭する。
3. チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを支援
「Skype for Business」のクライアントの画面上で、テレワーク利用者が「ワークタイムレコーダー」に登録した勤務場所や業務内容、現在連絡可能かどうかのプレゼンスをチームメンバーとリアルタイムに共有できる。これにより、適切なタイミングで円滑にコミュニケーションを取ることができるようになる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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