日本トイザらスは、「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア」での不正対策に、Forterが提供するソリューション「Forter Fraud Management」と「Forter Payment Optimization」を導入し、運用を開始した。
セキュリティと顧客体験の「二律背反」の解消
日本トイザらスでは、昨今のクレジットカード不正利用の増加に対し、2024年8月より3Dセキュア2.0を導入し、セキュリティ強化を図ってきたという。しかし、3Dセキュアによる追加認証(チャレンジ認証)の発生が、意図しない「カゴ落ち(購入放棄)」を招き、売上機会損失の増加につながっているという課題に直面していたとのことだ。
特に、ゲーム機や人気玩具などの高需要商品を狙った不正アタックへの対応と、正当なユーザーに対するスムーズな購買体験の提供をいかに両立させるかが急務だったという。
Forter導入の決め手:精度保証と運用の自動化
- KPIの契約保証:導入後のブロック率、3Dセキュア利用率、チャージバック率が契約で保証されており、投資対効果が明確であった点
- AIによるスマートな認証の使い分け:すべての取引に一律で3Dセキュアを適用するのではなく、ForterのAIがリアルタイムでリスクを判定。低リスクと判断された優良な顧客には「フリクションレス(追加認証なし)」な決済を提供できる点
- 完全自動運用:AIによる即時判定(OK/NG)により、目視確認やルール調整の工数を削減し、業務効率化を実現できる点
導入効果と今後の展望
2026年1月の本格運用開始から1ヵ月時点での成果だという。
- 不正利用の未発生:高精度な判定により、不正利用を効果的に遮断
- 顧客体験の改善:3Dセキュア利用率を低減(目標5%未満)させることで、決済時の摩擦を最小化し、カゴ落ち率の改善を実感
- 誤判定の防止:正当なユーザーが誤ってブロックされる事例も発生しておらず、カスタマーサポートへの問い合わせも減少
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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