「SSDB監査 Logger for Oracle Ver.2.1」において、クラウド環境に構築されたデータベースの監査が可能となったが、今回のバージョンアップによりOracle Cloud Infrastructure、およびOracle Database Cloud Serviceでの利用も可能になるという。
Oracle Database Cloud Serviceは、オンプレミス環境と変わらない操作感でユーザーを拡大しつつあり、「SSDB監査」をOracle Database Cloud Serviceに対応することで、セキュリティ対策を充実させたい多くのOracleユーザーの要望を実現することが可能だとしている。
■機能の強化と拡大
1. クラウド環境のデータベースへの対応
Oracle Cloud Infrastructure、およびOracle Database Cloud Service上に構築されたOracle Databaseの監査が可能になった。(Oracle Database Cloud Serviceについては一部のみ対応)
2. プラットフォーム拡大
「SSDB監査 Logger for Oracle」のリポジトリデータベースを、SQL Server 2017に対応。また、「SSDB監査 Logger for Oracle」の導入環境を、Oracle Cloud Infrastructureに対応。
「SSDB監査」は、データベース操作履歴を逐次記録し、個人情報、会計情報など重要データの情報漏えいや不正アクセス、改ざんの抑止、不正アクセスの早期発見による被害最小化、および万が一事故が発生した際の原因究明や被害範囲特定に役立つという。
「SSDB監査 Logger for Oracle」は、特権ユーザ―を含むOracleデータベースに対する監査ログの取得設定と、ログ収集・出力機能に特化した機能を搭載している。取得した監査ログは、簡単操作で分析が可能なレポート機能を提供する「SSDB監査 Report Manager」や他社統合ログ管理ソフトウェアと連携しており、利用環境に則した監査システムの構築が可能になる。
また、SQL Serverデータベースのログ取得製品である「SSDB監査 Logger for SQL Server」との併用も可能で、マルチデータベース環境においても統一の運用を実現し、企業の情報漏えい対策および内部統制対策基盤の構築を支援するとしている。