両社は、機械設備の稼働信号配線に対して、加工をせず電流センサーをはさむだけでデータ取得ができるシムトップスが提供する「MC-Web CONTROLLER」に、ウイングアークのBIダッシュボード「MotionBoard」をセットにしたオールインワンソリューション「MotionBoard for MC-Web CONTROLLER」の提供を開始する。これには、両製品を連携するための連携用データベースと、機械設備8種毎の機種別設定、目的別ダッシュボードテンプレートが含まれている。
対象設備機械を利用するユーザーは、工事や設備停止をすることなく、ユーザー自身でセンサーを取り付け、すぐにそのセンサーから取得したデータを使って「デジタルあんどん」「稼働推移分析」「稼働率分析」「予防保全」などを行うことができる。また、稼働レポート(PDF、Excel、PowerPoint)の自動発行も行うことができる。
この製品は、これまで必要だった、IoTセンサーの取り付け工事、IoTデータのインテグレーション作業、データ可視化・分析活用化作業を大幅に削減できることに加え、すぐにIoTを始めて、そのデータを活用した生産性向上の活動につなげるといった、IoT導入効果をすぐに実感できることが特徴だという。
シムトップスは、製造現場で発生する様々なデータを作業者に負担をかけず簡単かつ正確に収集するためのソリューションを、作業者からと機械設備からの両面で展開している。どんな古い機械設備からでも自動でデータ収集可能な「MC-Web CONTROLLER」と「MotionBoard」の連携を今後もさらに強化し、かんたんIoTを推進していく計画だとしている。
ウイングアークは、IoT導入効果をお手軽に試せてすぐに効果を実感できる「Light IoTソリューション」シリーズとして「MotionBoard for MC-Web CONTROLLER」を提供し、今後もシリーズ製品を強化していく計画だという。