「クラウドセキュリティ診断サービス」は、クラウドセキュリティ対策のファーストステップとして自社の現状把握に役立つCASBを使ったサービスになる。企業が運用するプロキシやファイアウォール装置のログ情報を基に、シャドーITを特定、リスクの高いユーザーやクラウドサービスを割り出す。
専門のセキュリティアナリストが現状を分析、調査開始から約20日後には対策への提案などを含めたレポートを提供するため、クラウドセキュリティ強化の施策に役立てることができるという。
すでに概念検証(POC:Proof Of Concept)を行った複数企業では、すべてのケースで運用管理者が把握できていなかった危険なクラウドサービスの利用が検出されたという。
日商エレは、「クラウドセキュリティ診断サービス」を皮切りに、今後、CASBを導入した企業に対する運用支援サービスの提供を検討中だという。具体的には、運用ルール策定、リスク制御、情報漏えいの原因特定などを含めたCASB導入後の安定運用、セキュリティ強化支援を提供するとしている。