藤岡氏は、日本アイ・ビー・エムなどで長期にわたりマネジメント職を歴任後、日本ネクサウェブ、日本CA、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジー、ソニックウォール・ジャパンにおいて代表取締役社長などの要職を務めた。2018年12月にカスペルスキーに入社し、2019年1月より代表取締役社長に就任している。
同社では向こう3年までにコンシューマ事業の売上を2倍、法人事業の売上を3倍にすることを目標に掲げビジネスを推進していくという。また、2020年までにアジアと北米にトランスペアレンシーセンターを開設するなど、セキュリティベンダーとしての透明性確保をグローバルで取り組んでいくとした。
法人事業の主要戦略は以下の通り。
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SMB市場:パートナーとの協業によるMSPビジネスの展開
ーMSP向け新製品:サービスを投入 -
エンタープライズ市場:高度なサイバー脅威に対抗できるソリューションの展開と人材育成
ー脅威別に細分化された製品・サービスを投入
ー複雑化・高度化する脅威へ対抗するための人材育成プログラムを提供 -
xSP・IoT市場:サブスクリプション、OEM事業の拡大
ーアドオンサービスの共同開発
ー社会インフラおよび関連機器へのOEM事業の更なる推進 -
ビジネスパートナーとのエコシステムの強化
ーパートナープログラムの刷新:販売体系に応じたプログラムとサポートの提供 -
営業体制の強化
ービジネスパートナー担当部門を増員し、きめ細やかな支援体制
ー大手企業向けハイタッチ営業部門の新設