日立電子サービスと日立電線は3日、内部統制の支援ソリューション分野において今月より協業を開始すると発表した。これまで両社では、それぞれ履歴管理に対応したログ管理ソリューションを提供してきたが、各製品を連携させることにより相乗効果を狙う。
今回の協業にあたって、日立電サのセキュリティログ統合管理ソリューション「SecureEagle/SIM」と日立電線の認証スイッチ「Apresia」との動作連携を確認した。SecureEagle/SIMは、システムを構成するデバイスが出力するログを一元管理、リアルタイムに相関分析することにより、ネットワーク上のセキュリティ事故を可視化するソリューション。一方、Apresiaは「誰が、いつ、どのネットワークに接続したのか」を認識できるネットワーク認証機能を持ったイーサネットスイッチである。両製品の連携によって、より高度にセキュリティ事故を可視化できるようになるほか、日立電サが運営する日立ソリューションサポートセンタの監視サービスなども活用可能となる。
今後、日立電サと日立電線は、両社のノウハウや各商品の強みを活かし、ソリューションのラインアップを強化する予定。また、パートナーの販路を活用することで、ネットワークセキュリティ市場におけるシェア拡大を目指す。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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