「Questetra BPM Suite」新バージョン11.10は、「任意のWebサイトからファイルをダウンロード」するサービス工程が追加される。これにより、ワークフロー図上にモデリング要素を配置・設定するだけで、任意のWebサイトから簡単にファイルを取得できるようになる。
この機能を活用することで、毎月政府が公開する月例統計データ(PDF)、顧客の要求に応じた資料ファイルなどを自動添付する仕組みを構築することができるという。
クラウド型ワークフロー「Questetra BPM Suite」は、ペーパーレス環境やリモートワーク環境を推進するための業務プラットフォーム。業務案件は業務フロー図に従ってコントロールされ、案件が人間工程に到達すれば担当者はアウトプットを求められる。
また、案件が自動工程に到達した際には、「PDFの生成」や「クラウドストレージへの保存」といった既定の処理(サーバサイド処理)が自動的に行われる。「稟議承認フロー」「文書翻訳フロー」「品質チェックプロセス」「請求書発行プロセス」といった様々な業務に適用できるという。各業務のプロセスオーナーは、日々の業務の中で少しずつ「業務プロセスの改善」を実践することが可能だという。
■ファイル自動取得
サービス工程を利用して、任意のWebサイト上のファイルをファイル型データに自動セット(添付)できるようになる。これまでは、インターネット上のファイルを手元にダウンロードしてから、ファイル型データにアップロード(添付)する必要があったが、この作業を自動化することができる。
■その他の機能改良
・Slackにファイルをアップロード:サービス工程を利用して、社内チャットSlackの指定チャンネルにファイルを投稿できるようになる。ワークフロー上で作成、確認されたファイル(成果物など)を、日常的に利用しているチャット上で確認できる。
・フィールド名の利用範囲拡大:サービスタスク(データ設定)で「フィールド名」を利用して式を記載できるようになる。「フィールド名」を利用すると視認性が高まるので、設定の確認が容易になり、メンテナンス性が向上する。
・定義済みOAuth2設定の利用簡便化:サービス工程(Add-on)でOAuth2を利用する際、ワークフローアプリで定義されたOAuth2設定を選択できるようになる。