「DSS 8440」は、画像認識、自然言語処理、気候モデルなどの機械学習で広く利用されているNVIDIA Tesla V100を最大10基稼働でき、ますます需要の高まる機械学習の処理能力を、業界標準技術規格のアクセラレーターで加速し、学習時間を短縮するという。
この製品はアクセラレーターだけでなく、システム全体で機械学習に最適化されており、内蔵ストレージのボトルネック化を抑止する最大10本のNVMe SSD、SAS/SATA SSD、高速なシャーシ間データ転送を実現するInfiniBandのサポートと8本のPCIe×16スロットなど、ワークロードを加速する特徴を多数持っているという。
また、冷却と廃熱にこだわったデザインにより、「10 GPU構成」でインテルXeonプロセッサー上位モデルを2基選択した場合でも、一般的なサーバー製品と同じ室温35度の動作環境で稼働がサポートされる。
「DSSシリーズ」は従来、一部の大規模スケールアウトユーザー向けの専用モデルとして個別に提供されてきたが、今回出荷開始する「DSS 8440」のNVIDIA GPU搭載モデルは、日本のすべての顧客を対象に1台から販売する。
また、この製品では将来、GPUとは別にIPU(Intelligence Processing Unit:AI専用プロセッサー)にも対応する予定だという。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア