「A10 Thunder 14045 TPS」は、高性能かつコンパクトな筐体により必要となる機器数を削減しながら、進化を続ける攻撃に対応するための拡張性の高いDDoS防御基盤を提供するという。
サービス事業者は、「A10 Thunder 14045 TPS」をはじめとする製品群により、自社のネットワークと加入者を保護する収益性の高いDDoS緩和サービスを構築することが可能となるとしている。
DDoS攻撃は年々増加する一方であり、攻撃者は、ホームハブやルーター、IPカメラといったスマートホームデバイスなどの新たなデバイスを悪用した、大規模な攻撃を仕掛ける機会をうかがっている。実際、最新のA10の「DDoS Threat Intelligence Report」では、M2M通信プロコトル「CoAP」ベースのIoTデバイスを利用した攻撃が明らかになったという。
通信事業者やクラウド事業者、オンラインゲーム事業者などのサービス事業者は、常に大規模なDDoS攻撃を受ける可能性があり、24時間365日のサービス提供を担保するためにも、最高レベルのDDoS対策が必要となる。
A10は、「A10 Thunder TPS」により、レイヤ3からレイヤ7のDDoS防御、高い拡張性、機械学習を利用したインテリジェントなDDoS自動防御機能を提供するとしている。
DDoS対策専用アプライアンスA10 Thunder TPSの特徴
・One-DDoS Protection
A10 Thunderシリーズ(A10 Thunder TPS / ADC / CGN / CFW)による分散された攻撃検知と機械学習機能により、業界唯一のコネクテッドインテリジェンスシステムを構成し、攻撃対象となったネットワークの全範囲におけるマルチベクトルのDDoS防御を提供。
・DDoS攻撃の予測と自動防御
インテリジェントな自動化や粒度の細かい防御機能、手動による設定の排除により、DDoS攻撃への迅速な対処と効率的な防御を実現。
・実用的なDDoS脅威インテリジェンス
A10のDDoS攻撃調査によるグローバルな脅威インテリジェンスの提供により、セキュリティ体制の強化と、最新のDDoS攻撃に関するリアルタイムな脅威情報を提供。
・業界最速のパフォーマンス
機器単体で、最大500Gpsの攻撃防御性能を備え、迅速なDDoS攻撃の検知と緩和だけではなく、コスト削減やインフラストラクチャの簡素化、信頼性の向上を実現。