統計家・西内啓氏のノウハウを集約し、初のメジャーアップデート
データ分析ツール「dataDiver(データダイバー)」とデータの事前加工・処理ツール「dataFerry(データフェリー)」が初のメジャーアップデートとなる。
「dataDiver」は 『統計学は最強の学問である』(ダイヤモンド社)で知られる、データビークル最高製品責任者の西内啓氏がそのノウハウを詰め込んだデータ分析ツール。データサイエンティストの手を借りずに現場が使うことができる「市民データサイエンス」のための拡張アナリティクスツールを謳う。
今回の「dataDiver」では、大きく6つのメジャーバージョンアップを行った。
(1)マルチプロジェクト・マルチユーザー対応
データの管理をプロジェクトごとに整理。また、複数ユーザーの権限管理も可能となり、組織内でのデータ整備や分析作業のコラボレーションを促進。
(2)データ型の自動判別機能とショートカット機能
アップロードデータを解析し、自動的に最適な型に判別。分析に取りかかるまでの時間を短縮。
(3)データ加工と分析設定の再利用
一度設定したフォーマットをそのままに、最新のデータを挿入/更新可能に。定例的な分析の手間を大きく削減。
(4)10倍以上の大幅な高速化
アルゴリズムの抜本的な見直しにより、分析プロセスを10倍以上に高速化。試行錯誤のプロセスをさらに加速。
(5)スパースモデリングを応用した正確な分析結果
機械学習やAI開発で用いられているスパースモデリング手法を応用し、データ間の関係性の高速かつ正確に示すことが可能。
(6)自動Webログ(デバイス/リファラ)分析機能
新たにWebアナリティクスモードを追加。リファラやユーザーエージェントを自動的に説明変数化が可能。
また、同じくアップデーデートされた「dataFerry」は業務で蓄積されたデータを分析やAI開発で使えるように加工するためのデータプレパレーションツール。プログラミングの知識がないユーザーでも、多様なデータソースを直感的なインターフェースで素早く加工操作できるのが特徴。
今回のバージョンアップで「dataFerry」はUIを一新。また、非同期処理やカラムフィルターなどの新機能が追加され、より大規模かつデータ解析に向けたデータ処理を支援する。
資生堂は人事データの分析に「dataDiver」を採用
今回のバージョンアップと同時に、化粧品メーカー大手の株式会社資生堂が「dataDiver」を採用したことも発表された。
資生堂では現在人事部が主導となり、人事関連データの分析と活用を進めています。その中で、人事関連データに基づく洞察を経営層、各部門長向けにレポートするためのツールとして、この度「dataDiver」を採用したという。
オリコンとの共同セミナーも開催。
データビークルとオリコン株式会社との共同セミナーを、7月3日に開催する。オリコンの顧客満足度データを題材としながら、「会社も利益になるために「データをどう使って」「その結果をどう活かすか」を伝える内容となる。
《開催概要》
・日時:2019年7月3日(水)14:00 ~ 16:00(受付開始 13:45~)
・場所: オリコン株式会社オフィス内会議室 〒106-0032 東京都港区六本⽊6-8-10 STEP六本⽊⻄3F
・費用:無料
・定員:30名(※申込み多数の場合は抽選)
・応募締切:2019年6月23日(日)
・講師:西内啓(データビークル最高製品責任者)
・参加対象者
「旅行予約サイト」「来店型保険ショップ」業界の事例を元に、旅行予約サイト、もしくは来店型保険ショップ業界に属し、データ分析・活用業務に従事される方、旅行予約サイト、もしくは来店型保険ショップ業界に近い業界で、データ分析・活用業務に従事される方(WEBサイト業界、ショッピングモールにご出店されているサービス業の方など)が対象。
・応募締切:2019年6月23日(日)
・申込み・問い合わせ先: https://cs.oricon.co.jp/data/seminar/