新たな接続拠点は、世界で60以上のデータ・センターと40以上の接続拠点で構成されるIBM Cloudインフラストラクチャーを拡充するものであり、日本国内で3番目の接続拠点として、西日本の顧客のハイブリッド・クラウド活用を支援するという。
西日本の顧客企業は、IBM Cloudのプライベート・ネットワークへの閉域接続がこれまで以上に容易になるとともに、企業データ・センターからIBM Cloudの接続拠点までの距離が短縮化されたことで、より安価に実現できるという。
IBM Cloud Direct Linkは、公衆インターネット網を介さずに、企業データ・センターと世界中のIBM Cloud データセンター間を、低遅延かつセキュアで、信頼性の高いデータ転送を行うために閉域接続する。
IBM Cloud Direct Linkの主なサービス
・「IBM Cloud Direct Link Exchange」:データ・センター事業会社が提供するエクスチェンジ・サービスを経由するため、データ・センター内でのマルチ・クラウドの接続に最適なサービス。
・「IBM Cloud Direct Link Connect」:通信会社が提供するネットワーク・サービスを利用するため、通信回線を通じたマルチ・クラウドの接続に最適なサービス。
・「IBM Cloud Direct Link Dedicated」:接続拠点における専有ポートによる専用線で相互接続するサービス。ポート速度は最大10Gbpsを選択することができ、大容量データ通信や高速通信などのイントラネットの延伸としての利用に最適。
国内では、これまで東京リージョン内の2か所の接続拠点からIBM Cloud Direct Linkを提供してきた。新たな接続拠点は、エクイニクスIBXデータセンターOS1(大阪)内に設置されており、IBM Cloud Direct Link Dedicatedの提供を開始する。
また、エクイニクス・ジャパンからIBM Cloud Direct Link Exchangeが今後1か月以内に提供開始される予定。さらに、ソフトバンクおよびTOKAIコミュニケーションズからIBM Cloud Direct Link Connectが提供される予定だという。